校長室より

日誌

防火避難訓練

護身(12月21日(火)に実施された防火避難訓練後の校長講評で)
 ……集団の中で、人は二つの思い込みに拘われると言われています。
 一つ目は、自分の目の前で発生している危険(非常事態)を、心の中でこんな事は起きるはずがない、何かの間違いであると捉えてしまい、危険回避行動をとるスイッチが入らないままでいることです。この人は逃げ遅れてしまいます。
 二つ目は、危険回避行動をとるつもりでも、自分なりの状況判断をせずに、ただひたすら周囲の人たちと同じ行動をとることに拘われてしまうことです。これにより逃げ惑う人たちでパニックになったりします。
 皆さんは、これから学校以外にも、たくさんの人が集まる場所に行く機会があるはずです。そのようなときには、人はこのような行動をとってしまうものだということを、いつも頭の隅に持っているようにして欲しいと思います。……

※引き続いて白岡消防署の方から講評をいただき、本校の避難訓練については生徒一人ひとりがよく動いており、訓練態度も良好とのお褒めの言葉をいただきました。                                                        

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全校集会

自問(11月25日(木)の全校集会での校長講話から)
 …まもなく12月、季節は冬です。教室に差し込む日差しには夏のような強さはありませんが、南の空低く移動する太陽からの光は、教室の奥まで届いています。…
 今日は、太陽にちなんだ話です。昔の人たちは、太陽を「おてんとうさま」とよび、「悪いことをすればおてんとうさまに筒抜けだ」とか、「おてんとうさまに恥じない行いをする」などと言っていました。この「おてんとうさま」は、「自分自身」と置き換えてみることもできます。本当はしてはいけないことなのに、誰にも見られないだろうから、誰も見ていないからなどと、「おてんとうさま」=「自分自身」に言い訳をしながら行動してしまったり、その時にやらなくてはならないことを行わないままでいたりしているのを、皆さん「自分自身」が一番わかっているはずです。
 このように「自分自身」に言い訳をして、自分をだまし続けているうちに、本当は「おてんとうさま」のように輝いていた皆さん自分自身がどんどんしぼんでいって、いつの間にか輝けなくなってしまいます。
 してはいけないことは決してしない。やるべき事はとにかくやる。
 「おてんとうさま」のように、いつまでも輝き続けられるように、自分自身に言い訳をしない強い気持ちを、白高生全員が持ち続けて欲しい。
 
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学校評価懇話会

精魂(平成22年11月17日(水)に開催された、本校の学校評価懇話会でいただいた言葉)
 現在、全ての県立学校に学校評価懇話会が組織され、当該校の教職員以外の委員から学校の教育活動について評価をされる仕組みが整備されています。
 本校では、一昨日に第2回の学校評価懇話会が開催され、今回は本校の「情報コミュニケーションコース」で毎年実施される「課題研究」の発表会を参観していただく機会を設けました。様々なテーマを生徒たちが自ら決めて、それについて半年余りかけて調べ上げたことを、同級生や後輩の前で発表するものです。どれもが真剣に取り組んだものだけに、発表にも熱が入ります。うまく発表できるグループがあり、その一方では十分に内容を伝えきれないグループもあります。
 そんな生徒たちの様子を見た学校評価懇話会委員のお一人からいただいたのが、次の言葉でした。
 「この学校では、(生徒が)失敗しない教育よりも、失敗しても負けない、くじけない教育が推進されている。」
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校長室の書

                                                           
                                    
判明(校長室に掲げられた書について)
 写真の額は、校長室の机の正面に掲げられているものです。
 にもかかわらず、実は、つい最近まで左上の一文字をどうしても読むことができずにいました。ところが、先日、本校の近くの実家で書道教室をしている、かつての(15年ほどになる?)教え子が私を訪ねて来てくれる機会があり、「無」であることが、本校着任1年6ヶ月余りを経過した今、ようやくわかりました。自らの無学を恥じ入るばかりです。
 禅語にある「大道無門」(大道に門無し)でした。その意味は、「真理に到る大道はどこからでも出入り自由であるが、命を賭して修行し、日々精進をしなければ、入るべき入り口は開かれない。それを見つけることすらできない。」ということのようです。
 読み方すらわからなかったのは、やはり日々の精進を怠っていたために違いありません。日が暮れるのが早くなったグランドから聞こえてくる運動部員の声や校内から聞こえてくる吹奏楽の練習の音とともに、校長として日々精進します。  
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PTA・後援会理事会

注視(10月15日に開催されたPTA・後援会理事会での話題)
 理事会の折に、副会長のお一人から、本校ホームページの「校長室より」をいつも見ていますとの一言をいただきました。実は、以前にも他の副会長さんから同様のお話しをいただきながら、更新を怠ってしまい、心苦しく思っていました。そこで、ホームページのリニューアルに伴い、7月から更新に努めていたところ、このようなお声をかけていただき、改めてお詫びと感謝を申し上げますとともに、これからも引き続き更新に努める覚悟をここに表明させていただきます。
 ところで、今回のように、他の人から見られることで、人は様々な影響を受けるものです。また、日本語には「見られる」以外にも、「視られる」「観られる」「覧られる」「看られる」「診られる」など、様々なみられ方があり、それぞれに「みられる」本人の受け止め方が違ってきます。
 先日、出張で電車に乗った際に、二十歳前後の男の子(青年?)が着ていたTシャツの背中に、次のような言葉がプリントされていました。
 Think like a man of action.  Act like a man of thought.
 訳は、「行動する人間として思考し、思考する人間として行動せよ。」でしょうか。
つい気になったので、Tシャツの彼の背中をじっと「視て」手帳に書き写してきました。後で調べたところ、これは1927年にノーベル文学賞を受賞したフランス人のアンリ・ベルクソンの言葉でした。
原典は、
 Think like a man of action , act like a man of thought.
のようです。
 「みる」者も、相手から影響を受けるものです。
 
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第1回学校説明会

道標(学校説明会に来校いただいた中学生と保護者に 平成22年10月9日)
 ……先日、ある中学校の校長先生とお話しをしたときに、その校長先生が「集団のもつ規律の高さや文化の高さが個人の方向を決定する。」という言葉を引用して、今日の学校のあるべき姿を語っていらっしゃいました。
 私も、全く同感ですし、このことはまさしく本校が目指していることでもあります。白岡高校の雰囲気や校風は、きっと皆さんの大切な将来をしっかりと方向付ける助けになると思います。また、本校の全ての教職員がその覚悟を持って皆さんを迎えます。……
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初任者研修会場校

使命(初任者研修会場校校長あいさつ、平成22年10月6日)
(今年度新規採用された先生方が、本校で、生徒指導の在り方に関する研修をされました。3年連続で、会場校になりました。)

 …もちろん、対応すべき時には(生徒がしてはいけないことをした場合など)には、全力で臨まなくてはなりません。本校でも、先生方に厳しい指導をとお願いしています。その際には、生徒を怒るのではなく、叱って欲しいという話もしています。怒らずに、叱るということです。
 しかし、皆さんには、生徒指導を広い意味で捉えていただきたいのです。本来、授業やホームルーム等で、先生方が生徒に発する言葉の全てが生徒指導につながるものなのです。例えば、励ましてやる気にさせる。あるいは、生徒の言葉に耳を傾け共感することで安心させる などなど。いずれも、とてもエネルギーが必要な教育活動ですが、教員として失ってはいけない部分であり、そこに生徒指導の本質があると思います。皆さんが発する生徒への一言一言が、全て生徒指導なのです。…
 
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全校集会・更衣

多面体(10月1日全校集会:校長講話より)
 ……カップヌードルは、現在14種類も発売されていることを最近知りました。カレー、シーフード      などは私も知っていましたが、他にもスパイシーグリルチキン、ベーコンポテトマヨネーズなど、単に私だけが知らなかっただけかもしれませんが、とてもバラエティーに富んでいます。
 このように、カップヌードルという1つの名称があるにもかかわらず、実はそこに何種類もの商品があることで、カップヌードルが多くの人たちから注目されています。
 一方で、我々自身を振り返ると、自分のスタイルにこだわるあまり、柔軟な振る舞いができなくなり、気付くと一部の特定の人たちとしか話をしないようになっていたりします。
 病気として診断されたわけでもないのに、「二重人格」なんていう言葉が使われることがありますが、決して良い意味では使われません。むしろ、首尾一貫していることが良しとされる傾向があり、○○さんらしい、筋が通っているなどと評価されることが多いものです。しかし、当の本人は、その人のある一面だけが強調されることで、意外に窮屈に感じていることがないでしょうか。
 20代の頃、まだ教員になりたての頃、先輩から、「人は多面体だよ」と言われたことがあります。人は、いろいろな形でできたたくさんの面でできているから、ある一つの面で自分に合わなくとも、必ずぴったりつながる面を探せるばずなので、簡単に人をこうだと決めつけずに、粘り強く人間関係を大切にしようと言われました。
 生徒の皆さんも、○○らしくとか、自分らしさとかに必要以上にこだわらずに、(病気として診断される場合は別にして、)「二重人格」よりもさらに多くの新しい自分を発見する楽しさを大切にしながら、周りの人たちの良さにも気付けるようになって欲しい。
 今年度も、すでに6ヶ月が過ぎました。今日から始まる後半の6ヶ月を元気に頑張ろう。
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フェアウエルパーティー

惜別(オーストラリア姉妹校のヘレンズヴェイル高校から迎えた、13名の生徒のフェアウエルパーティー(9月22日 十五夜 18:00~)でのあいさつから)
 On the calendar,tonight is Jyugoya. In Japan,we have a traditional event called "Otsukimi," moonlight viewing tonight. Preparing moon shaped dumplings,fresh taros and panpas grass,we offer to the moon. Then we observe the beautiful moon with family members. It is a special occasion for Japanese to feel the seasonal change.
  ホームステイを通して、13名の生徒一人一人が肌で感じた日本を、素晴らしい思い出としてこれからずっと大切にしてもらえることを願っています。また、今回、本校生徒の御家庭以外にも、地域の多くの方々がホームステイの受け入れに御協力いただきました。深く感謝申し上げます。
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芸術鑑賞会

奇跡(オペラ・ショウ「奇跡の人」開会のあいさつから ;9月21日、久喜総合文化会館にて)
 今年度の芸術鑑賞会は、オペラ・ショウ「奇跡の人」です。
 ヘレン・ケラー、見ること・聞くこと・話すこと いずれもできなかった彼女と、家庭教師の「奇跡の人」アニー・サリバンの物語です。
 人が変わるとき、とくに人が人を変えようとするときは、とても大きな困難(奇跡)があります。このことから、私自身、今日の芸術鑑賞会をとても楽しみにしています。
 生徒の皆さんも、自分自身と皆さんを周りで支えてくれている人たちのことを思いながら見て欲しい。
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