校長室より

2010年12月の記事一覧

2学期終業式

存続(平成22年12月24日 2学期終業式での校長講話から)
 昨日は天皇誕生日でしたが、陛下が記者会見の中で、東京海洋大学客員准教授の「さかなクン」と山梨県西湖でのクニマスの生息確認を話題にされました。
 現在、日本には分類されているもので9万種類以上の生き物がいると言われています。しかし、そのうちの3.5%に当たる3155種類が絶滅の恐れがあるものです。
 生物が絶滅する原因として、人が手をかけることで生じる自然破壊、人が手をかけないことによる荒廃、外来生物や化学物質による生態系の攪乱があります。
 ところで、皆さん自身は、これからも生き生きとした生活がしたい(ますます繁栄したい)ですか。しょんぼりしてばかりの毎日にしたい(絶滅の方向に向かいたい)ですか。おそらく、元気に、楽しく、明るく、満足した毎日を送りたいと思う人がほとんどだと思います。そこで、白高生の皆さんには、これから絶滅の危機に遭わないためのコツ(秘訣)を伝えることにします。
 それは、「失敗は成功のもと」という言葉は、ほとんどの人が耳にしたことがあると思います。これと、「成功は失敗のもと」をセットにして欲しいということです。
 まずは、試合に負けた原因、記録が出なかった原因、質問や問題に答えられなかった原因を、自分で自分自身に言葉にして説明する習慣を身につけて欲しい。聞きたくないことでも、もう一人の自分から自分自身にしっかり話して聞かせるのです。原因をうやむやなままにしないことで、失敗は成功するための種(たね)になります。
 そして
、頑張ってきた人は、これまで、試合で強敵を破ったり、自己記録を何度も塗り替えたり、難しい検定試験に合格したりと、良い結果を出してきたと思います。しかし、これまでの頑張り方に捕らわれることなく、新しい練習方法や勉強方法を工夫したり、練習や勉強する環境を変えてみたりすることに臆病にならないで欲しい。いつの間にか輝きを無くしてしまう人たちは、これまでの自分のやり方や考え方で良い結果が出せたから、これからも同じように頑張れば必ず同じようによい結果を出せると信じていることが多いのです。常に新しい工夫や変化を求めなければ、せっかくの成功が失敗に向かうスタートラインになってしまうことがあります。
 ここにいる白高生が一人たりとも絶滅(?)するようなことなく、来年も元気で頑張れることを期待します。
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防火避難訓練

護身(12月21日(火)に実施された防火避難訓練後の校長講評で)
 ……集団の中で、人は二つの思い込みに拘われると言われています。
 一つ目は、自分の目の前で発生している危険(非常事態)を、心の中でこんな事は起きるはずがない、何かの間違いであると捉えてしまい、危険回避行動をとるスイッチが入らないままでいることです。この人は逃げ遅れてしまいます。
 二つ目は、危険回避行動をとるつもりでも、自分なりの状況判断をせずに、ただひたすら周囲の人たちと同じ行動をとることに拘われてしまうことです。これにより逃げ惑う人たちでパニックになったりします。
 皆さんは、これから学校以外にも、たくさんの人が集まる場所に行く機会があるはずです。そのようなときには、人はこのような行動をとってしまうものだということを、いつも頭の隅に持っているようにして欲しいと思います。……

※引き続いて白岡消防署の方から講評をいただき、本校の避難訓練については生徒一人ひとりがよく動いており、訓練態度も良好とのお褒めの言葉をいただきました。                                                        

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全校集会

自問(11月25日(木)の全校集会での校長講話から)
 …まもなく12月、季節は冬です。教室に差し込む日差しには夏のような強さはありませんが、南の空低く移動する太陽からの光は、教室の奥まで届いています。…
 今日は、太陽にちなんだ話です。昔の人たちは、太陽を「おてんとうさま」とよび、「悪いことをすればおてんとうさまに筒抜けだ」とか、「おてんとうさまに恥じない行いをする」などと言っていました。この「おてんとうさま」は、「自分自身」と置き換えてみることもできます。本当はしてはいけないことなのに、誰にも見られないだろうから、誰も見ていないからなどと、「おてんとうさま」=「自分自身」に言い訳をしながら行動してしまったり、その時にやらなくてはならないことを行わないままでいたりしているのを、皆さん「自分自身」が一番わかっているはずです。
 このように「自分自身」に言い訳をして、自分をだまし続けているうちに、本当は「おてんとうさま」のように輝いていた皆さん自分自身がどんどんしぼんでいって、いつの間にか輝けなくなってしまいます。
 してはいけないことは決してしない。やるべき事はとにかくやる。
 「おてんとうさま」のように、いつまでも輝き続けられるように、自分自身に言い訳をしない強い気持ちを、白高生全員が持ち続けて欲しい。
 
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