校長室より

2012年1月の記事一覧

就職内定者保護者会あいさつ

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○ さて、皆さんは、4月から社会人になるわけですが、その心構えを含めて「社会人基礎力」
 という話しをさせていただきたいと思います。
○ 社会人基礎力とは、「職場や地域社会の中で多様な人々とともに仕事を行っていく上で
 必要な基礎的な能力」のことで、3つの能力が必要と言われています。
○ 一つ目は「前に踏み出す力」・・・実社会の仕事においては、答えは一つに決まっている
 ことはなく、試行錯誤しながら、失敗を恐れず、自ら、一歩前に踏み出す行動が求められま
 す。失敗しても他者と協力しながら、粘り強く取り組むことが求められます。
 つまり、これからの人生は「正解主義ではなく修正主義で」ということです。
○ 二つ目は「考え抜く力」・・・物事を改善していくためには、常に問題意識を持ち課題を発見
 することが求められます。その上で、その課題を解決するための方法やプロセスについて
 十分に納得いくまで考え抜くことが必要です。
○ 三つ目は「チームで働く力」・・・職場や地域社会等では、仕事の専門化や細分化が進展
 しており、個人として、また組織としての付加価値を作り出すためには、多様な人々と協力し
 て働くことが求められます。自分の意見を的確に伝え、意見や立場の異なるメンバーも尊重
 した上で、目標に向け共に協力することが必要です。
 以上、社会人基礎力の三つの力「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」
 についてお話しをしました。
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夢、希望を抱こう


 新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重(し)け吉事(よごと)
                                (巻20・4516 大伴家持)
 
 「万葉集」の最後を飾る一首です。時に天平宝字3(759)年、因幡国の国司であった
大伴家持が、42歳の正月に詠んだ歌です。「新しい年の初めの、初春の今日降る雪の
ように、良いことが積み重なりますように。」-当時、正月の雪は豊年の瑞兆でした。
それだけに、「初春の今日」降る雪は、家持にとって、自らが治める国の、この1年の
豊穣と安寧とを約束してくれるものでした。ここには、そうした雪に託された、国を治める
者としての大きな慶び、希望が、なだらかな声調の中にうるわしく、おおらかに謳われて
います。
 それから1200余年、今年も変わりなく新しい年が明けました。残念ながら首都圏に
雪はありませんでしたが、そうした自然の瑞祥にかかわりなく、それぞれが、新しい年に
際して、夢や希望を抱いたのではないでしょうか。
 夢、希望を、単なる空想としないためには、自分の「生きることについての理想」とそれを
つなげることが必要です。一人の人間としてどう生きるべきか、自分はどのように生きよう
としているのか、どの方向に向かってどんな歩みをしようとしているのか-これらのことに
ついて、考えを深めてみることです。そこで得た結論と、今自分の立っている位置・状況とを
結びつけて考えてみるなら、おのずと自分なりの夢や希望がわいてくると思います。
 そうした夢や希望に向かって、日々を確かに、一歩一歩着実に歩むことこそが、実は
人生なのだと思います。
 今年、一年、竜が天に昇るように、自分にとっても白岡高校にとっても上昇の年となる
ようしっかりやっていきたいものです。
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