校長室より

2012年2月の記事一覧

総学(職業調)講評

○作家の村上龍さんが514の職業を集めた15歳のハローワークという本を出版しています。
図書館に続編の新13歳のハローワークという本があります。その本の中で村上龍さんがこんなことを書いています。
「職業・仕事によって、私たちはいろいろなものを手に入れることができます。・・・・・・・・・・・・・・・。職業につき働くことで、私たちは充実感や達成感、それに友人や仲間を得て、集団や会社や組織に属することで、自分の居場所を確かめることができます。」
○ここでいう自分の居場所があるということは生きる上で、本当に大切なことであると思います。
○そして、仕事をしっかりすることが、社会に貢献することであり、自分を生かすことであり、大切なものを守るということです。
○また、社会は変化します。と同時に仕事の内容も変化します。君たちが今日発表した仕事が、何年後も同じ仕事内容だとはかぎりません。変化に対応する力を身につけることも大切です。仕事は変化し、いくつかの仕事が重なって新しい仕事が出てくることもあります。
○つまり、仕事に完成品はないということ。これが正解だという仕事はまずありません。
しかし、やってく中で、修正しながら自分の生き甲斐を見つけ出していくことが大切です。
○高校時代はその下地をつくるもの。白岡高校で試行錯誤しながらいろいろなことを学んでいくことがその土台をつくることです。
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休眠打破(2月全校集会)


ところで、寒い日が続いていますが、この寒さが厳しいからこそ、桜の咲く春がうれしく感じるわけです。

皆さんは、「休眠打破」という言葉を知っていますか。

春に咲くサクラの花芽(かが)(花のめです)は、前年の夏に作られます。そして、その後、「休眠」という状態になります。休眠した花芽は、一定期間、低温にさらされることで、眠りからさめ、開花の準備を始めます。これを「休眠打破」といいます。休眠打破は、この秋から冬にかけて一定期間、低温にさらされることが重要なポイントです。つまり、寒さにさらされないときれいな桜が咲かないということです。
 そして、春をむかえ、気温が上昇するにともなって、花芽は成長「生成」します。気温が高くなるスピードにあわせて、花芽の生成も加速します。生成のピークをむかえると「開花」することになります。
 このように、サクラの花芽の「休眠」・「休眠打破」・「生成」・「開花」は、秋から冬にかけての気温と春先の気温に、大きく関係しているということです。
 冬のない常夏の国では、日本のサクラは、美しく咲かないそうです。サクラは、四季のある美しい日本の国で進化した植物ということなのです。

 私は、なるほどと思うと同時に、人間にも、ある程度の「寒さ」が必要なのかなと思いました。

それは、試練とか、困難とか、苦労とかにあたるのかなと思います。

それを、くぐり抜け、「休眠打破」しないと花は咲かない。

この「寒さ」から逃げないで、いかに頑張るかでどんな花が咲くかが決まってくるように思います。

1・2年生の諸君は、3年生がいないこの時期、「休眠」という状況かもしれませんが、しっかり4月からの目標に向かって準備をし、努力をしていただきたいと思います。そうすることできっと「休眠打破」し、すばらしい新学年をむかえられると思います。そして、一回りも二回りも大きくなった、新2年生、新3年生になることができると思います。期待しています。頑張ってください。

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