2012年3月の記事一覧
白岡魂を伝えて下さい(終業式)
江戸時代に会津藩(今の福島県)に日新館という藩校(学校)がありました。
その藩校の教えに「じゅうの掟」という武士としての心得、人としての生き方を定めたものがありました。
どのようなものかと言いますと、それは、
「嘘を言うな」とか「弱い者いじめをするな」などの当たり前の事を言っているものです。当たり前のことをバカにしないでちゃんとやる。凡事徹底と同じことを言っていると思います。
そして、最後は、「ならぬものはならぬものです」と締めくくられています。
「ならぬものはならぬ。」このことは人間として生きていく以上、してはいけないことを絶対にしてはいけない、といっていることと思います。
白岡高校生としての「ならぬもの」は君たち自身が良く知っていると思います。
これから、入学してくる後輩に、白岡高校生として、「ならぬものはならぬ」という白岡魂を伝えていただきたいと思います。
さて、4月から、それぞれ進級して、3年生は最高学年としてリーダーとしての役割を持つとともに、自分の進路決定のです。2年生は学校の中核的役割を果たす存在です。始業式まで、目標と計画を立てて新年度をスタートしましよう。
さて、明日からの春休みは、解放的な気持ちになり事故などが起こりやすくなります。この点十分注意して、4月に全員元気でお合いましょう。
一日一日の積み重ね(職員会議)
○ 私のような者が、新米校長として、どうにか一年間を終えることができたのは、先生方のおかげと感謝しております。本当にありがとうございました。
○ 一年間は過ぎてみれば、あっという間ですが、一日一日の積み重ねで今日があります。
○ 毎日の授業、部活動、生徒指導 等に先生方が一人一人熱心に取り組んでいただいているおかげで、白岡高校も生きていっているんだなと思います。
○ 千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)を二度成し遂げた、酒井ゆうさい師が「一日一生」という本を出しています。
「「一日一生」という気構えで生きていくと、あんまりつまらないことにこだわらなくなる。今日のことは今日でおしまい。しこりを残さない。恨みを明日にひきずらない。一日一日、生まれ変わったつもりで新しい気持ちで出会うことができれば、世界もきっと穏やかになるだろうね。」と言っています。世界とまでは行きませんが、一日一生という気構えで生きることにより、白岡高校も穏やかに未来へと続く良い学校になっていくのだと思います。
○ 来年度もよろしくお願いいたします。
卒業式式辞から
今日、平成23年度の卒業式が行われました。皆様の協力で無事終了できたこと、感謝いたします。私から卒業生に二つのことを話しました。以下の内容です。
一つ目は、絶えず学び続ける意欲と姿勢を持ち続けてほしいということです。
皆さんが活躍するこれからの時代は、グローバル化がより進展し今まで経験したことのない変化の激しい時代になってきます。
このような時代に生きるためには、「時代を超えても変わらない価値あるもの」をしっかり身につけると同時に、「時代と共に移り変わるもの」に柔軟に対応していくことが大切です。
今までに学んだ知識がそのまま使えるということは希になり、ときどき修正する必要が起きてきます。そのためには、絶えず学び続け、知識のリフレッシュを図るよう心がけて下さい。
江戸時代の儒学者である佐藤一斎は、「若くして学べば、すなわち壮にして為すことあり、壮にして学べば、すなわち老いて衰えず。老いて学べば、すなわち死して朽ちず」と述べています。
皆さんは、これまでに、数多くの貴重な体験を重ねながら、時間を工夫して勉学に励んでまいりました。これからも、校歌にある「胸には理想 ペンに夢」の精神を忘れずに絶えず学び続けて下さい。
二つ目は、思いやりの心を身につけて欲しいということです。思いやりの心とは、他人を感じることのできる力です。
社会で生きていく上では、他人との関わりがきわめて重要であることを忘れてはいけません。人というのは意外性に満ち、相互に影響を及ぼしながら変化していく、魅力的な存在です。だからこそ、人との関わりは何事にも代え難く、人生を豊かにするものです。
論語の中に、「人が一生おこなっていくべき大切なことを、一言で言うと それは何ですか」と、弟子の子貢に質問されたとき、
孔子は「それは、恕(じょ)、つまり思いやりである。この思いやりの気持ちで他人の心を推しはかり、自分がされたくないと思うことは、他人にも決してしないように心がけなければならない」と答えたそうです。
ぜひ、皆さんには、人との関わりを通じて、他人を感じる力を備えた、感性豊かな人となって欲しいと、切に望むところです。
以上、洋々たる未来に羽ばたく卒業生の皆さんに「常に学び続けること、思いやりの心を持つこと」の二つをはなむけの言葉として送り、限りない発展を祈念します。