2012年4月の記事一覧
校歌について(対面式にて)
○ 新入生のみなさん、入学おめでとう。本日は、入学式に続いての生徒会主催の上級生との対面式です。これから、生徒会長の歓迎の言葉や、校歌の紹介の後、上級生の皆さんによる部活動紹介があります。本校は部活動が盛んな学校です。1年生は全員部活動に入ることになっていますので、どの部に入るかの参考にして下さい。
○ この後、校歌の紹介がありますが、本校の校歌の作詞作曲者について紹介します。
○ 今、皆さんの向かって左側に、校歌が掲げてあります。作詞者作曲者があるとおもいますが、作詞者は池田充男(むつお)氏、作曲者は鶴岡雅義氏となっています。私くらいの年代の人は、この鶴岡雅義という名前を見ると、「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」という真面目な感じのおじさんバンドを思い出します。「小樽のひとよ」なんていうヒット曲もありました。
この「小樽のひとよ」の作詞者が池田充男氏、作曲者が鶴岡雅義氏です。
○ 開校当初、校歌を作るに当たり、「白岡高校を育てる会」(町議会議長や教育委員長や中学校長など)の中島さんが鶴岡雅義氏と篠津小学校時代の同級生ということで、校歌の作曲をお願いしたところ、快く引き受けて下さり、作詞も池田充男氏にお願いしたとのことです。
○ 本校の10周年記念誌に以下のように書かれています。
○ 作詞の池田充男氏は、作詞にあたって構想を練るためわざわざ本校を訪れ、立地条件を調査するほどの熱の入れようだった。数ある校歌の中には、見えもしない富士山や、ありもしない清流が読み込まれていることもあると聞くが、本校からは正真正銘、富士山が見える。二番に読み込まれた「貝塚」は、皿沼(さらぬま)遺跡など町内に多く見られる縄文時代からの遺構で、この地に早くから文化が開けていたことが伺える。三番の「あすなろ」は校門に入ってすぐ右手の記念植樹で、明日への希望をうたっている。
○ そして、作曲が先ほどの鶴岡雅義氏で、鶴岡氏は作曲に当たり、だれでも口ずさめるよう、平明(へいめい、わかりやすくはっきりしていること)でおおらかな感じを心がけたと言い、その言葉通り、従来の校歌にはない、若々しさと新鮮さがみなぎっている。
特にリフレインの「胸には理想、ペンに夢」の部分にさしかかると、在校生は一同に力づけられ、卒業生は、楽しかった学生時代に思いをはせるという。