校長室より

2012年11月の記事一覧

恥ずかしがらないで、ミスを恐れるな(11月全校集会)

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さて、皆さんは、今年のノーベル医学・生理学賞の受賞者に、体のさまざまな組織や臓器になるとされる「iPS細胞」を作り出すことに成功した京都大学教授の山中伸弥さんが選ばれたことは知っていると思います。

○ 受賞が決まってからの、山中教授の言葉から、真面目なそして謙虚な人柄が伝わってきました。受賞が決まって最初にテレビのインタビューでの言葉は、「感謝と責任」でした。
それから、私が印象的だった言葉は、
・「人間万事塞翁が馬」(一喜一憂せず淡々と頑張る意味)
・「競争の激化はストレスのもと。しかし、元気の元である」
・「研究を続け、一日も早く本当の意味での社会貢献を実現したい」
・「VW=ビジョン・アンド・ワークハード 」

○ 実は、文部科学省が作成した英語を学ぶ体験を収録したDVDの高校生に向けたメッセージの中で、山中教授が次のようなことを言っています。
山中教授が、高校生に対して言っているメッセージは、
Don’t be shy. Don’t be afraid of making mistakes.「はずかしがらないで、ミスを恐れるな」
そして(Rather, you should try to make as many mistakes as possible)むしろできる限りたくさんの失敗をした方がいい、と言っています。

○ この言葉を聞いた時、私は、ある言葉を思い出しました。
それは、Stay hungry ,stay foolish「ハングリーであり続けろ、愚かであり続けろ」という、言葉です。この言葉は、昨年話をしましたが、MacintoshやiPodを作ったスティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学での卒業式でのスピーチで言った締めくくりの言葉です。
若者に向けて、失敗を恐れず、トライし続けろといっているものと思います。

○ 何か、山中教授とスティーブ・ジョブズは同じことを言っているような気がしました。
 それも、そのはずで、山中教授が発明したiPS細胞の書き方は、皆さんご存じと思いますが、iが小文字でPとSが大文字です。何かiPodやihoneと似ていますね。
 山中教授によると、スティーブ・ジョブズのアイディアからiを小文字にして名前をつけたそうです。 iPS細胞 = induced pluripotent stem cells

○ 先ほど話した文部科学省のビデオで山中教授が最後に高校生に対して言っているメッセージは、Try many things and make many mistakes(どんどん挑戦して、どんどん失敗しましょう)です。

○ スティーブ・ジョブズもこんな風に言っています。「信じることを止めてはいけない。私が逃げずにやってこれたのはただ一つ、自分のやっている仕事が好きだという、その気持ちがあったからです。皆さんも、やって好きなことを見つけなきゃいけない。君たちもこれから仕事が人生の大きなパートを占めていくだろうけど、自分が本当に心の底から満足を得たいなら進む道はだだ一つ、自分がすばらしいと信じる仕事をやるそれしかない。そしてすばらしい仕事をしたいと思うなら進むべき道はただ一つ、好きなことを仕事にすることなんですね。まだ見つかっていないなら探し続ければいい。」
 
○ 皆さんは、縁あってこの白岡高校に入学してきました。夢に向かっての毎日のことは、小さな点かもしれませんが、その点がつながっていくことで線になり、その線が何本も重なり合って面になり、必ず将来の皆さんの豊かな人生につながっていくと思います。
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