校長室より

2013年2月の記事一覧

心ある態度が自然に出てくる人に(2月全校集会)

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 さて、先月の1月14日(成人の日)に雪が降りました。関東では17年ぶりの大雪となりました。雪はなかなか溶けず、数日は日陰や歩道などは雪が残り歩きにくい日が続きました。みんなおっかなびっくり歩いていました。
 そんな時、大雪が降った二日後に浦和に出張がありました。今回はスイカのチャージはスムーズに行きました。浦和駅に着いてから、県庁まで向かいました。歩道を歩いていったのですが、まだ歩道の半分くらい雪が残っていて雪の無いところを歩いていました。打合せの時間に余裕をもってつきたいので、少し急いでいました。
 ふっと前を見ると、車椅子の男性が手で車椅子の車をこぎながら進んでいます。前に出て先を急ごうと抜こうとすると車椅子が進行方向をふさぐように前に出てきます。思い切って前に出て先を急いだのですが、交差点の近くの歩道が一面雪で凍っていました。私は、革靴でしたので、慎重に歩きながら交差点を渡りきりました。
 その時、ふっとさっきの車椅子の男性はどうなったのか気になって後ろを振り向きました。案の定、凍った雪で車椅子のタイヤが滑って前に進めなくなっていました。通り過ぎる人も手を差し伸べません。どうしょうか、引き返すには距離もあるし、どうにかなるだろう思った時、車椅子の後ろから来た、私くらいの男性が車椅子の取っ手を握り押し出しました。車椅子の男性は何度もありがとうございます。と言いながら交差点を無事に渡りきりました。
 数分前、自分の前をふさぐように進んでいた車椅子の男性を、ホンのちょっとでも邪魔だなと思った自分がいたことに恥ずかしくなりました。自分はなんて小さい人間なんだと、「生徒にいつも感謝をしなさい。思いやりをもって、当たり前のことを当たり前にバカにしないでちゃんとやりなさい」と言っている自分が一番ダメだなと感じました。
 頭で考えるより先に体が動く。その自然で素直な態度こそが人の心を動かし、認められ、信頼されることに繋がっていくのだと思います。
 人間本気になれば、たいがいのことは出来ると思います。しかし、自分のためだけに何かをやるとしたらどうしても後ろめたさが残ると思います。結局の所、人のためになっているという部分があってこそ、心も迷うことなく、全力で進んでいける気がします。
 知識が血となり肉となる、頭で考えるのではなく体が動くことが大切。そうなるには日々の心がけが大切。どんな気持ちで生きているか。生き方が問われてくる。そう思います。
 やはり、生活する中で、相手の立場に立った言動や、心ある態度が自然に出てくる人になりたいし、君たちにもなって欲しいと思います。
 寒い日が続きます。健康管理をしっかりして体調など崩さないようにして下さい。
 後2ヶ月、学年の有終の美を飾れるよう、しっかりやって下さい
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