2022年7月の記事一覧
埼玉テレビ 取材&撮影
7月19日(火)
埼玉テレビの取材&撮影が行われました。
高校生応援企画「#アオハルのむこうがわ」というコーナーだそうで、3年生を含み、みんなで雰囲気を作って撮影に臨みました。
部長をはじめ、プレイングマネージャーが、軽い打ち合わせだけでインタビューに、しっかり答えていて、人としての成長を感じています。
番組自体では、学校の紹介もかねて行っているそうです。
ぜひ、ご覧になってください。
放映日: 8月10日(水) 16:30~17:45内 予定
放送外の展開:テレ玉公式youtubeチャンネルで掲載 予定
インターハイの成果、チームが一人のために、その一人もチームのために...
6月29日でインターハイの埼玉県大会が終了しました。
結果としては、ベスト8となりました。
選手も顧問も結果に満足は出来なかったと思います。
しかし今回の大会で、ようやく全員が一つのチームになれたなと感じることが出来ました。
決して今回の結果が良かったわけではありません。それはチーム全員が思っていることだと感じていますが、この大会で成しえた事実は、近年にはない団結力と達成感を感じています。
ここに一人のチームをまとめる選手がいます。来る日も来る日もチームのために努力し、白岡高校の言う事を聞かない選手の面倒を諦めることなく80人を超えるチームを全力で引っ張り、まとめていた選手です。この選手には感謝しかありません。
しかし、ポジションは3ポイントシューターなのですが、前大会でも、前々大会でも、関東大会でも、試合に出ては3ポイントシュートが決まらず、それも全くと言っていいほど見当はずれのシュートばかりで、個人としては結果が出ずに頭を抱える日々だった選手でした。
当然ですが、インターハイの県大会でも、試合時間残りわずかで、3ポイントが必要な場面で出場したのですが、1本目はエアーボール(リングに当たらない)シュートになり、仕方なくタイムを取り仕切り直したのですが、2本目もノーマークだったが、全く入る見込みもないシュートになってしまいました。
その時すでに相手との点差がついていたのですが、顧問としては試合を行っている以上、手を抜きたくないので、違う方法に切り替えようと考え、最後のタイムを取りました。
その時、とある選手が、「もう一度チャンスを下さい。ここは絶対に彼しかいないです。」と顧問が話をする前に言ってきました。周りの選手もうなずきチーム全体が一人の選手のために動き出していました。
チームのみんなは、その選手が毎日毎日諦めずに、何十本、何百本、何千本と練習で打ってきたかは分かりませんが、どんなに貶されようと、どんな惨めな結果になったとしても、諦めず練習してきたことを知っているので、そのような言葉が出たのだと思います。
思い返せば、インターハイで最後に対戦した相手校は、練習試合も行っていて、その度に3ポイントが入らなくて毎回終わるたびにコートの隅で泣いて帰っていたなと、ふと思い出しました。
周りの選手が、この選手の頑張りを実現したいと感じていたこと、またそれに対してチームが一つになっていること、これがチームとして大切なんだなと再認識させられました。
公式戦で、この選手が決めた3ポイントシュートは、これが最初で最後の1本でした。
試合に敗れ、負けたことはすごく悔しいし、良かったと思うこともありません。
しかし、今大会でチーム全員で勝ち取った、「チームとしての価値」は白岡高校として大きな財産だと思います。
出来ない言い訳をするのではなく、出来るまで努力を重ねる。
やれない理由を探すのではなく、やり続ける意思を持ち続ける。
その結果が今回の成果に繋がっていると思います。
今回の大会で、3年生は引退となります。
この学年はコロナで始まり、今まで大変な状況ではあったと思いますが、応援していただいた関係者の皆様方には、本当に感謝申し上げます。
まだまだチームとしては未熟で、不完全なチームだと思いますが、新チームになってもチームとしての在り方を考え、今後とも努力していきますので、ご支援ご声援のほど、よろしくお願いいたします。