高校は、学校での勉強の仕方によって、全日制や定時制、通信制の課程に分けられます。また、進学した学科によって、高校で学ぶ内容も大きく異なります。そこで、中学生の皆さんに高校を知ってもらうためにこのページを作成しました。高校調べに活用してください。

なお、入学者選抜については「令和6年度埼玉県公立高等学校入学者選抜に関する情報」を御覧ください。

 

 1 高校への入学資格
 下記の者が高校に入学する資格を持ちます。
(1)中学校(特別支援学校の中学部等)を卒業した者、又は中等教育学校の前期課程を修了した者
(2)外国において、9年の課程を修了した者
(3)中学校と同等であると指定された課程を修了した者
(4)文部科学大臣の指定した者

2 設置者
 埼玉県には、公立高校以外に、国立高校や私立高校もあります。なお、埼玉県内の公立高校は全部で144校あります。
  埼玉県が設置    → 県立高校    137校
  さいたま市が設置  → さいたま市立高校  3校
  川口市が設置    → 川口市立高校    1校
  川越市が設置    → 川越市立高校    1校

3 課程
 高校には、全日制、定時制、通信制の課程があります。

【全日制】
 中学校と同じように昼間の時間帯に授業を行う学校です。埼玉県には、全日制の課程を置く県立高校は133校、市立高校は5校あります。

【定時制】
 働きながら学ぶ人に学習の機会を確保するために設置されています。また、近年はゆとりをもって学びたい生徒も入学しています。定時制の授業は、午後5時頃から9時半頃までありますが、昼間に授業をする学校もあります。卒業するまでに通常4年間かかりますが、学校によっては3年間で卒業が可能です。
埼玉県には、定時制の課程を置く県立高校は23校、市立高校は1校ありますが、私立高校はありません。なお、昼間に授業を行う定時制の高校もあります。

【通信制】
 様々な事情で、毎日通学することができない人のために設置されています。自宅で勉強してレポートを作成し、添削指導を受けることを中心にして学習を進め、定期的に登校してスクーリングを受けます。通信制課程を置く県立高校は大宮中央高校のみですが、私立高校は複数校あります。

【広域通信制】
 広域通信制高校とは、全国あるいは3つ以上の都道府県の生徒が入学できる高校で、近年非常に多くの高校が設置されてきました。なお、〇〇〇高等学院といった名前の学校の多くはサポート校です。サポート校は学校教育法で「高等学校」と定められているわけではありませんので、単独でサポート校で勉強したとしても、高校の卒業資格を取得することはできません。サポート校は、通信制高校に通う生徒に対して、単位取得・進級などに必要とされる勉強や精神面での支援を行う場所です。多くのサポート校は、いずれかの通信制高校と提携しており、サポート校入学の際には通信制高校への同時入学が必要となります。

4 学科
 学科には、普通科と工業や商業、農業など専門教育を行う専門学科、そして総合学科があります。

【普通科】
 幅広い教養を身に付けるために、中学校で学んだことを基礎として、国語、数学、英語などの普通教科を中心に学習します。

【専門学科】

(1)理数科
 理数科は、普通科で学ぶ、国語、地理歴史、公民、数学、理科、保健体育、芸術、外国語、家庭、情報という「各学科に共通する各教科・科目」に加えて、理科、数学をより深く学ぶ学科です。

(2)農業に関する学科
 安全な食料、森林資源の確保や、作物の栽培、食品の加工技術、流通や環境保全のあり方等に関する学習をします。

(3)工業に関する学科
 科学技術や情報化の進展に対応を踏まえ、機械、電気、化学、コンピュータ、建築などについての専門的な知識や技術を学習します。

(4)商業に関する学科
 流通経済、簿記、コンピュータ、ワープロ、商業英語、商業デザインなど、ビジネスに関するさまざまな知識や技術を学習します。

(5)家庭に関する学科
 専門的な分野の学習を通して、家庭生活や産業社会と人間とのかかわりなどについて幅広く学習します。

(6)その他
 他にも「外国語に関する学科」、「美術に関する学科」、「音楽に関する学科」、「書道に関する学科」、「体育に関する学科」、「福祉に関する学科」等、多くの学科があります。

【総合学科】
 自分の興味・関心や適性、進路希望などに基づいて、普通教科と専門教科から必要な科目や得意な分野等を主体的に学習します。

5 学年制と単位制
 各学年において、学年をひとくくりとし学習していく方式を学年制といい、授業科目をひとつの単位と学んでいく方式を単位制といいます。全日制高校の多くが学年制となっていますが、一部の定時制の高校や通信制の学校は単位制となっています。学年制の場合、1学年で取得しなければならない単位の数が決められているので、決められた数の単位を修得しなければ留年することになります。単位制の場合は、1学年で取得しなければならない単位の数が決められていないので、基本的に単位が取得できなくても留年はありません。決められた単位を全て取得し、3年以上在籍した場合に卒業することができます。